千葉県警、事故多発地点ワースト50をサイトで発表

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千葉県警は9日、県警Webサイトに「交通事故多発信号交差点ワースト50」の掲載を開始した。信号機が設置された県内の道路のうち、交通事故の発生件数が多かった50カ所について、地図や事故状況の詳細を明らかにしている。

これは千葉県警・交通企画課が平成14年(2002年)度中に発生した事故をカウントし、人身事故の発生件数が特に多い50カ所をピックアップ。道路形状や事故の形態などを詳細に示したもの。

千葉県内で最も事故発生件数が多かったのは千葉市美浜区稲毛海岸4丁目1番付近の国道14号線の交差点で、21件の人身事故が発生している。

現場検証の際に作成した図面を基に制作されており、事故当事者のクルマがどのような進路を取り、どこで事故を起こしたのかなどが詳細にわかるようになっている。

平成14年度中に千葉県内で発生した交通事故の総件数は約3万7000件で、重軽傷者は約4万8000人、死亡者は379人を数えた。

交通企画課では事故状況の詳細を公開することで、事故の傾向を知ってもらい、同様の事故を減少させていくことで事故の発生件数自体も減らしていきたいという考えをもっており、今回の結果は一般に公表するだけではなく、道路管理者などにも提供し、道路の構造が事故を引き起こすと確認された場合には改善を促すとしている。

《石田真一》

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