日産自動車の中国合弁会社である東風汽車の中村克己総裁兼CEOは3日、東京の日産本社で会見し、先に策定した2007年までの4カ年中期計画の概要について説明した。
同計画では07年に商用車(東風ブランド)を含み62万台の販売を目標にしているが、中村総裁は「前提とした総市場は550万台なので、シェアは10%以上になる」と述べた。
550万台のうち乗用車が300万台、商用車が250万台と想定している。中国市場をめぐっては、強気の見方が大勢を占めているなか「リスクも勘案したうえで、多少保守的な前提にした」(中村総裁)という。
そのうえで、中村総裁は日産と東風の両ブランドを合わせた東風汽車として「10%のシェアは取りたい」と強調した。62万台の目標のうち、乗用車は30万台(一部東風ブランド含む)、商用車は32万台の内訳となっている。