23日深夜、新潟県柏崎市内のJR信越本線の線路内に軽自動車が進入し、乗員乗客37人が乗った普通電車と衝突するという事故が起きた。この事故で軽自動車を運転していた44歳の女性が重傷を負っている。
新潟県警・柏崎署の調べによると、事故が起きたのは23日の午後10時30分ごろ。柏崎市柳橋町付近のJR信越本線・柏崎駅の構内へ線路沿いの市道から軽自動車が進入し、一時線路内を暴走した。
軽自動車はそのまま走り続け、長岡発直江津行き普通列車(3両編成、乗客35人)へ衝突して停止した。この事故でクルマを運転していた44歳の女性が肋骨などを折る重傷を負っている。
軽自動車が進入したのは線路と平行して走る市道で、鉄製のポールが線路側になぎ倒される状態になっていた。誤進入したとは考えにくいことから、警察では女性の回復を待ち、詳しい事情を聞く方針だという。
なお、この事故で柏崎駅構内のポイントなど複数が壊れ、普通2本が運休。深夜から未明に柏崎駅を通る寝台特急や貨物列車12本が最大約7時間遅れ、約1100人に影響を出した。