自動車用バネなどを生産するニッパツは、20日、TDKと共同で、中国にHDD(ハードディスクドライブ)用サスペンションを生産する新会社を設立する、と発表した。
新会社は12月をめどに、香港に設立する。社名は今後詰める予定。資本金は7000万香港ドル(約10億円)で、出資比率はニッパツが81%、TDKの香港子会社が19%を出資する。新会社では、総額約40億円を投資し、2006年内に月間1000万個の生産を行う予定。
中国にはHDD関連メーカーが集積しており、HDDの構成部品であるサスペンション(磁器ヘッドを支える精密バネ)の生産を現地化することで、市場ニーズにマッチした価格・品質での生産を実現する。