トヨタ自動車が中国の広州汽車と合弁で計画している乗用車やエンジン生産のうち、エンジンについての合弁が認可されたことが17日までに明らかになった。排気量2.0−2.4リットル級のエンジンを最終的には年50万基を生産する大型プロジェクトとなる。
計画では広州市に合弁工場を建設し、2005年に稼働させる。50万基のうち、20万基はアジアのトヨタ拠点へ輸出する方針という。合弁会社の出資比率は未定だが、輸出工場となるため、トヨタの過半数の出資が認められる見通しだ。
トヨタと広州汽車は、06年の生産開始をめどに中型セダン『カムリ』の合弁生産計画も進めており、中国政府の認可待ちとなっている。同プロジェクトが実現すれば、トヨタは第一汽車グループに次いで、中国の乗用車生産で2番目の合弁パートナーを得ることになる。