ルノーが発表した、第3四半期(1-9月)決算は、『メガーヌII』、『セニックII』、『エスパスIV』などの新型車が好調で、売上高は、前年同期比10.2%増の87億1200万ユーロ(1兆1064億円)となった。9カ月(1-9月)決算でみても、上半期の不振を補い、売上高は同1.5%増の273億6500万ユーロ(3兆4753億円)となった。
ルノー全体の1-9月の累計販売台数は、全体で同2.2%減の178万0365台となった。西ヨーロッパ外の販売台数は、中欧、東欧、ロシアで伸びて、同6.3%増となったものの、主要市場の西ヨーロッパでは、同4.5%減と落ち込んだ。
第3四半期の利益については発表していないが、同社が44%の株式を保有する日産が好調なために、持ち分法に基づく利益は、通期(1-12月)で17億0600万ユーロ(2166億円)になるとの見通しを示している。