自転車を避けようとして線路に

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4日深夜、兵庫県西宮市内の阪神電鉄阪神本線沿いの市道から乗用車が線路内に侵入し、走行中の電車と衝突する事故が起きた。

乗用車は衝突によって大破したが、運転していた20歳の男性は直前に逃げ出して無事だった。電車の乗客約400人にもケガは無かったが、事故の影響で電車8本に最大13分の遅れが生じ、帰宅の足に影響が出た。

兵庫県警・甲子園署の調べによると、事故が起きたのは4日の午後11時20分ごろだという。西宮市上鳴尾町付近の阪神電鉄阪神本線、甲子園〜鳴尾駅間の線路と並行する市道から乗用車が高さ2mの金属製フェンスを突き破って線路内に侵入し、現場を通過しようとしていた梅田発高速神戸行きの下り急行電車(6両編成)と衝突した。

衝突によってクルマは大破したが、運転していた20歳の男性は直前に車外へ脱出しており、無事だった。電車の乗客約400人にもケガは無かったが、電車は運行不能となり、現場に15分ほど停車した後に甲子園駅へ回送された。

警察ではクルマを運転していた男性から列車往来危険容疑で事情を聞いているが、調べに対してこの男性は「交差する道路から無灯火の自転車に乗った男性が飛び出してきた。回避のために急ハンドルを切ったらコントロールを失い、線路沿いのフェンスに突っ込んでしまった」と供述しているという。警察では自転車に乗っていたという男性からも事情を聞く方針。

《石田真一》

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