日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が4日発表した10月の新車販売統計速報によると、不振が続いていたホンダの総販売台数が前年同月比2.8%増の6万4767台となり、昨年9月以来、13カ月ぶりにプラスとなった。
このうち、登録車は昨年好調だった『フィット』の落ち込みにより24.8%減の3万3375台にとどまったものの、軽自動車は新型『ライフ』が健闘、68.5%増の大幅な伸びで3万1392台となった。ホンダによると、軽のほぼ半分がライフだったという。
今月以降は、新型『オデッセイ』の販売が本格化、登録車での巻き返しも狙う。だが、年末までは昨年初めてベストセラーの座を確保したフィットの登録が高水準だったため、登録車だけでプラスに転じるには、なお時間を要しそうだ。