『綺羅』のインテリアはオープンタイプのコンセプトカーらしく、しっかりと作り込んである。機能的にも楽しい提案がある。
まず、フロントウインドウは通常よりもかなり低い。サングラスやゴーグルがモチーフだそうだ。半透明のデジタルメーターはステアリングコラムに収納される。この収納時の動きにも注目。シートは空洞があり、軽量化を図っている。また、照明もフロアやドアトリムに埋め込み、虹色の光の演出がある。
そして、キモは“占い”ボール。インストルメントパネル中央上部に配置されたガラス球には、様々なIT機能を持たせたり、指紋認証などでエンジンのスタートなども可。将来のマルチメディアの一つの形態であるのかもしれない。