ロンドンの渋滞課金ゾーンを2倍に拡大……市長が公約に

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英国ロンドンで、今年2月より開始された渋滞課金(Congestion Charge)。中心部に進入する自動車に、5ポンド(900円)を課金するというもので、同制度施行前と比べて、課金ゾーンに入るクルマが1日あたり5万台減ったという。

ロンドン市当局が23日に発表した調査結果では、ゾーン内の渋滞は30%減、目的地に着くまでの時間は14%減、事故の発生も20%減となった。また、ロンドン市民の50%が、渋滞課金を支持ており、反対は30%にとどまった。

この成功に気をよくしたロンドン市長のケン・リビングストン氏は、課金ゾーンを2倍にする、という案を打ち出した。2004年6月に行われる予定の市長選挙での公約とする。

同市長の公約では、課金ゾーンを、ロンドンのチェルシーやケンジントン地区にまで拡大して、2倍の面積とする。その一方で、拡大したゾーン内を通り抜けできるように、無料道路も新たに設定する計画だ。

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