
沖縄県、「沖縄の交通問題と解決策を考える」シンポジウムを3月29日に開催
沖縄県は、全国でも人口に対する自動車の保有率が高く、那覇市などの中心部の交通渋滞や環境問題が深刻化していることから、県策定の「TDM施策推進アクションプログラム」を中心に、3月29日に「沖縄の交通問題と解決策を考える」シンポジウムを開催する。

米オバマ大統領VS英ロンドン…ロードプライシング問題に新展開
2011年5月、英国を訪問した米国のオバマ大統領。ロンドン市からロードプライシング(渋滞緩和のための通行料)を支払うよう求められている問題について、新展開があった。

ミラノでロードプライシング開始
伊ミラノ市でも1月2日から、ロードプライシング制が開始された。適用されるのは市中心部で、時間は月曜から金曜日の7時30分から19時30分まで。該当車両は「エコパス」と名付けられたカードをタバコ店などで購入し、ダッシュボードに掲示しなければならない。

ITSジャパン「パーキングデポジットシステム」を来年導入
ITSジャパンは、都心部への自動車の流入を規制するPDS(パーキングデポジットシステム)を来年から愛知県で実施する。ITSの活用によりCO2を削減する「環境ITSプロジェクト」の一貫として取り組む。

レンタカー会社が プリウス を採用 渋滞課金で
イギリスのレンタカー会社、ナショナル・カー・レンタル(National Car Rental)社は、レンタカーのラインナップとして、新たにトヨタのハイブリッド・カー『プリウス』を追加した。

【伊東大厚のトラフィック計量学】シンガポールの交通政策に学ぶ その4
シンガポールの都市交通政策の成功は、ロードプライシングなど「需要管理」のみによってもたらされたわけではない。円滑で快適な都市交通が実現したのは、「交通と土地利用計画の統合」、「道路網の拡充とその最大限の活用」、「公共交通の改善」、「道路利用の需要管理」という、陸上交通戦略の4本柱を政策パッケージとしてバランスよく実施したことにある。

【伊東大厚のトラフィック計量学】シンガポールの交通政策に学ぶ その3
シンガポールでは、4本柱からなる陸上交通戦略に基づき、総合的に都市交通政策に取組んできた。前回、4本柱のうち「1. 交通と土地利用計画の統合」、「2. 道路網の拡充とその最大限の活用」について解説した。引き続き、「3. 公共交通の改善」以降を解説したい。

ニューヨークでも市街地乗り入れ有料化?
ロンドンでは2003年から、都市の中心部に乗り入れる自家用車に対しての課金制度を始めたが、ニューヨークのブルームバーグ市長がマンハッタンでも同様の取り組みを検討中だという。

【伊東大厚のトラフィック計量学】シンガポールの交通政策に学ぶ その2
シンガポールの交通政策といえば、RPや高額の自動車税など、ドライバーにとってキツイ話ばかりが有名だ。しかし、需要管理は、シンガポール陸上交通戦略4つの柱のうち、一部に過ぎない。シンガポールの都市交通政策の成功は、これら総合的な取組みによって実現したと見るべきだろう。

【伊東大厚のトラフィック計量学】シンガポールの交通政策に学ぶ その1
シンガポールはロードプライシングの「元祖」。ロードプライシング(Road Pricing)は、混雑区域に流入する自動車に課金することで、バスや電車の利用、混雑時間帯を避ける、混雑区域の迂回などを促し、渋滞緩和や環境改善を図ろうという施策である。