ロンドン市長選では、現職で労働党のケン・リビングストン市長が、再選を果たした。同市長が、公約として掲げていたロンドンの渋滞課金エリアを2倍にする計画が、実施されることが確定的となった。
ロンドンやイングランド南西部でバスや鉄道を運営する会社ゴー・アヘッドが、1月までの6カ月の中間決算を発表した。同社の純益は43%の増益となったが、これはロンドンの渋滞課金制度によって、バスの乗客者数が増えたことによるものだという。
ロンドンで、渋滞課金(Congestion Charge)制度がスタートして1年。同制度を導入したロンドン市長のケン・リビングストン氏は、17日、「渋滞課金制度は成功した」とのコメントを発表した。
阪神高速道路公団は、5号湾岸線阪神西線でロードプライシング社会実験を2月1日0時−2月29日24時までの間実施する。
ロードプライシングを導入したイギリスはロンドン、その仕組みは、交通局のデータベスにユーザー登録、エリア内の出入りを監視カメラを使って管理、違反車両には80ポンドが課せられるというもの。「ロードプライシング」と「情報収集」一石二鳥なのである。
英国ロンドンで、今年2月より開始された渋滞課金(Congestion Charge)。中心部に進入する自動車に、5ポンド(900円)を課金するというもので、同制度施行前と比べて、課金ゾーンに入るクルマが1日あたり5万台減ったという。
ロンドンのケン・リビングストン市長は、2004年1月より、バスなどの公共交通機関の運賃を最大43%値上げすると発表した。今年2月に開始した渋滞課金の予想外の成功により、税収の不足が見込まれており、公共交通機関の整備にかける予算が足りなくるのを穴埋めするための措置だ。
今年2月より、英国ロンドンの中心部で導入された渋滞料金(Congestion Charge)制度は、予想を上回る効果を発揮したために、さまざまな功罪を生み出している。ロンドン中心部の交通量は40%も減少。その一方、ロンドンを走るバス全体で、1日あたり540万人の乗客を運んでおり、これは1969年以来の最高値となった。
ロンドン市内で2月から導入された渋滞料金(Congestion Charge)の今年度の税収は、当初予想した額の半分にとどまる見通しであることがわかった。12日のBBCテレビのニュースが報じた。
ロンドン市内で2月から導入された渋滞料金(Congestion Charge)の効果に関するレポートが発表された。渋滞料金とは、午前7時から午後6時30分までの間に、ロンドン中心部に入る自動車に課せられる5ポンド(約1000円)の税金で、混雑解消の切り札としてケン・リビングストン市長が導入した。
イラクのサダム・フセイン大統領は1日、今後予想される首都バグダッドに侵攻する米英軍のうち英軍車両に対して「渋滞料金」(congestion charge)として1台につき5ポンド(約1000円)を課金すると発表した。
ロンドンで始まった渋滞料金には現地では賛否両論。ロンドン市長の退陣を求めるウェブサイトや、課金からどのように逃れるかを研究するサイトまで登場する始末。
2月17日にロンドンで始まった渋滞料金。ビデオカメラでナンバープレート読み取るのだが、街中を走っていない博物館のクルマに課金されていたり、一度もロンドンに乗り入れていないはずのアイルランドのクルマの持ち主に渋滞料金の請求が来たり。
会社員のフレッド・スーソーさんは「渋滞料金には反対。1日1000円は高すぎる。ただでさえロンドンは物価が高い上に、代替手段になるべき地下鉄運賃も安くない。渋滞料金が始まってからは地下鉄は大混雑してるよ。渋滞料金といった思い切った政策を実行するにはしっかりとした社会整備が必要じゃないかな」と話す。
渋滞解消のために2月17日にロンドン中心部で始まった「渋滞料金」。同様のロードプライシングの導入を検討している東京都などは実態が気になるところ。ロンドンで現地ドライバーの声を聞いた。内装業を営むフィリップ・トロウェアさんは「渋滞料金には賛成。体感的には渋滞は半分に減った。しかし一日5ポンド(約1000円)は高い」と語る。