ダイハツ工業が27日発表した2003年9月連結中間決算は、国内軽自動車販売や受託生産の好調により、売上高は前年同期比4.7%増の4770億円、経常利益は45.4%増の84億円となった。中間利益は約2.9倍の37億円だった。中間期の増収増益は2期ぶり。
国内販売(単独ベース)は、11.5%増の25万4000台。登録車が減少したものの、新車効果のあった軽は13.1%増の25万台と大きく伸ばし、中間期では台数、シェアとも過去最高になった。前期までに減少していたトヨタ自動車からの受託車生産も18.2%増の3万9000台と回復してきた。
通期の予想は、売上高が2.1%増の9900億円、経常利益は12.7%増の220億円としている。純利益は、前期に厚生年金の国の代行分返上に伴う特別利益があった関係で、5.3%減の140億円と減益になる。