『セレニティ』コンセプトの“キモ”はインテリア。全体は河が流れるような広がりと動きで、ただ単純に広いというものではない。
特徴はシート。NASAの研究をもとにした人間にとって最もリラックスできるという中立姿勢。しかし、そのままではなく、ドライビングプレジャーも忘れないポジションに仕立てられている。
FFレイアウトなので前席もフルフラットになる。「メカミニマム、マンマキシマム」だ。そのフロアは“土禁”ではないが、浄化された空間であり、それこそ日本家屋のような厳かな場所。カラーは鉄紺の色。鉄を青と見立てる日本の美意識が使用された。
皺が寄るトリムは和紙を模したもの。「会場ではドアが開いている時、是非中をご覧になってください」とデザイン部の渡辺氏は言う。