9月末現在のETCセットアップ台数が、道路システム高度化推進機構(ORSE)より発表された。それによると、9月単独の集計では、13万3571台、累計だと161万台1996台。
モニター制度が行われた6、7月の2カ月間は台数を毎月伸ばしたが、8月が約151万台、9月が134万台と台数が毎月下降気味である。モニター制度が終わったこともさることながら、高額ハイウェイカードの廃止に対する反応も落ち着いたといったところだろうか。
県別で見ると、ベスト4は相変わらず東京都、神奈川県、大阪府、愛知県。東京都は、月別では2万3000台、累計で約31万台。神奈川県は、1万6000台、累計で約20万台、大阪府が1万3000台、累計で24万となる。エリア的に見ると、1都3県の首都圏がダントツのセットアップ台数になっている。
1万円を切る車載器も出てきたが、取付費とセットアップ費で6000円もの経費が必要となるし、年間500円の会費を必要するなど、高額ハイウェイカードのときに比べれば、金銭的な面ではサービスの低下でしかない。
頻繁に、ドライブを出かけるドライバーにはメリットはあるが、たまにしかドライブに出かけないドライバーには取付のメリットはほとんどない。そういうドライバーにETCを購入させる対策を考える時期に来ているだろう。