フォードは、ベルギーにあるゲンク工場で3000人の人員削減を実施することを正式に発表した。また、同工場に9億ユーロ(1160億円)投資する計画も、同時に取りやめることになった。
同工場では、『モンデオ』を生産しているが、これまでの3交代から2交代へと、生産体制を縮小する。また、中型車の『フォーカス』の次期モデルを生産する計画があったが、これをとりやめた。
すでに、同社はイギリスで500人、ドイツで1700人の希望退職を募っており、今回の措置はこれに続くもの。今年と来年で、自然減も含めて7000人の削減を予定しており、欧州全体の13%に達する。
アメリカでも、労働組合のUAWと合意が出来次第、4つの工場あわせて4600人、そのほかホワイトカラーを中心に3050人の人員削減などを計画している。削減数は、全世界で1万3000人に達する。