市バス運転手の首を絞めた男

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兵庫県警は9月30日、泥酔した状態で神戸市営(神戸市交通局)バスに乗車し、運転手の首を絞めるなどの暴行を行い、バスの運行を著しく妨げたとして、69歳の男を公務執行妨害の現行犯で9月29日夜に逮捕していたことを明らかにした。

兵庫県警・兵庫署の調べによると、事件が起きたのは9月29日の午後8時ごろだという。神戸市交通局のバスに乗っていた69歳の男が、このバスを運転していた40歳の運転手から「福祉乗車券をちゃんと見せてください」と言われたことに対して激怒。

「客を犯罪者扱いするのか」などといった内容の言いがかりをつけ、この運転手の首を絞めるなどの暴行を行った。当時バスには十数人の乗客が乗っていたが、このうち運転席近くに乗っていた45歳の男性が異変に気づき、男を運転席から離した位置に座らせるなどしてなだめた。

運転手はこの隙にバスを発進させ、約1.5km離れた場所にある交番前まで走らせた。交番の前に横付けした上で、居合わせた警官に口頭で被害を通報。男は車内に乗りこんできた警官に取り押さえられ、公務執行妨害の現行犯で逮捕された。

男は泥酔状態で、運転手の話によるとバスに乗り込んだ時点から難癖をつけていたという。

《石田真一》

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