マニアの犯行再び? 消防署から防火服が盗まれる

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東京消防庁は29日、町田市内にある消防署から防火服など消防士の装備品一式(8点、合計15万円相当)が盗まれていたことを明らかにした。消防署からの届け出を受けた警察では窃盗事件として捜査しているが、盗難された装備品などの状況から消防マニアの犯行ではないかと推測されている。

東京消防庁・町田消防署、警視庁・町田署の調べによると、事件が起きたのは今月24日から25日に掛けての間だとされる。25日の午後9時45分ごろ、町田消防署に所属する消防隊員が庁舎1階の車庫の脇にある保管棚から1名分の装備一式が無くなっていることを発見した。

前日の朝に行われた装備品チェックの際には所定の位置へ保管されていたことが確認されていることや、隊員が勝手に持ち出すような類の装備ではないことから盗まれたものと判断した。

盗まれたのは消防士用の防火服や耐火靴、携帯用警報機など8点。重量のある空気ボンベなどは盗まれていなかったが、持ち運び可能なものは全て無くなっていたという。

庁舎1階には通常の場合には正面入口を使うが、建物裏のフェンスを乗り越えれば誰にも見つからずに敷地内に侵入できるため、警察では犯人がそこから侵入したことはほぼ間違いないとみて、防犯カメラが撮影した映像の分析を進めている。

町田署管内では今年3月、交番が空き巣被害に遭い、装備品が盗まれるという事件が発生している。この際に逮捕した男の自宅からは消防の装備品も発見されていたことから、警察ではこの男が別のマニア仲間に侵入ルートなどの情報を流した可能性などについても調べを進めていく方針だ。

《石田真一》

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