間一髪! 追突事故の被害者が加害者を救助

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25日未明、長野県上田市内の国道18号線でトラックに追突した軽自動車が炎上するという事故が起きた。軽自動車を運転していた23歳の女性は足の骨を折って身動きが取れなかったが、異変に気が付いた被害者の35歳トラック運転手に救助された。

長野県警・上田署の調べによると、事故が起きたのは25日の午前3時25分ごろだという。上田市国分付近にある国道18号線の交差点で、35歳の男性が運転する大型トラックが信号待ちをしていたところ、後方から走ってきた軽自動車が減速しないまま突っ込んだ。

男性は事故後、すぐにクルマから降りたが、後続車のドライバーがいつまで経ってもクルマから降りてこないことに不審を感じて近づいたところ、運転していた23歳の女性は足の骨を折って身動きが取れなくなっていることがわかった。

衝突で軽自動車のエンジン部分は大きく破損しており、漏れたカゾリンにまもなく引火。男性は慌てて女性をクルマから引きずるようにして降ろした。女性を救出した直後に軽自動車は激しく燃え上がり、わずか20分ほどで全焼した。

警察では事故とその後の出火原因を調べているが、「1分でも救出が遅れていたら、女性は逃げ遅れて焼死していた可能性も高かった」と、トラック運転手による救出を絶賛している。

《石田真一》

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