【ホンダ『ストリーム』の逆襲】「アブソルート」登場

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ホンダは24日に5ナンバーサイズの7人乗りミニバン『ストリーム』をマイナーチェンジして発表、26日より発売する。今回のマイナーチェンジのポイントは、スポーティ感をアピールするために全面的に変更されたエクステリアデザインと、『オデッセイ』で好評を得ているスポーツグレード、「アブソルート」の設定。

スポーティなイメージを追求した新型ストリームのデザインは、ドアとルーフ&サイドパネル以外はすべて作り直したという気合の入ったもの。特にフロント周りはスポーティさを全面に出すために大幅に手が加えたれた。「強力なライバルの出現もあり、ストリームの個性を磨くために、新型を開発するつもりで作った。これでトヨタ『ウィッシュ』との差別化が図れたと思う」と開発を担当した、LPL室中村剛主任研究員は語る。

今回新たに設定されたアブソルートはエンジンこそ1.7リットルのベースモデルと同様のスペックとなっているが、シャシーに専用の補強部材を追加した高剛性ボディを採用し、さらに専用にチューニングされたサスペンションを装備するなど、走行性能を高めている。

さらにアブソルートには専用エアロパーツや15インチアルミホイールの採用はもちろん、アンダーパネルやダッシュボードまわりに遮音材を追加し、騒音面の対策も行い、走りの質感を高めている。インテリアもアブソルートは、黒基調で統一されたスポーティな色使い。ベースモデルのスウェード調シート表皮も、明るく質感が高い素材なので、このあたりは好みが分かれるところだろう。

他にも全モデル統一でシート表皮を中心にセンターパネルやメーターデザインを一新。アタッシュケースをイメージしたセンターマルチコンソールなどを新設定した。エンジンはスペックを落とすことなく1.7リットル、2.0リットルともに排出ガス基準三ッ星をマークするなど、スタイリングだけではなく基本性能の向上も果たしている。

《岡島裕二》

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