【新型ホンダ『ライフ』発表】2トンクラスまでの衝突実験

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【新型ホンダ『ライフ』発表】2トンクラスまでの衝突実験
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ホンダの衝突安全ボディ「G-CON(Gコントロール)」が新型『ライフ』にも採用される。2002年からホンダ独自の基準を決めて開発、自己保護性能に加え、「相手車両への攻撃性低減」=コンパティビリティとの両立が課題となった。

国土交通省の衝突試験をクリアするのは当然のこと、設計の際には実際の交通事故のパターンを研究し、「相手重量2トンクラスまでの乗用車、双方の衝突速度50km/h、50%前面オフセット衝突」という独自の研究目標を設定し、自動車対自動車の衝突実験を実施したという。

事故を起こしたとき、相手車両の衝撃吸収部材とのすれ違いで無用なダメージを被らないよう、新しい論理によって骨格が設計されている。また衝突時の衝撃をより広い面で受け止める構造を考案し、事故時に車内への衝撃が伝わりにくい設計となっている。

福井威夫社長は「コンパティビリティ思想をまず小さいクルマから導入する。そして今後シャシーを一新する車種には全車採用する」と語った。

自己保護性能だけでなく、相手車両への攻撃性低減という新しいコンセプトが盛り込まれた新型ライフの安全性は、もはやリッターカーのレベルをも超えた!?

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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