沖縄県警の刑事、ガムを探しているうちに正面衝突

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27日午後、沖縄県本部町内の県道で、本部署の刑事課に所属する38歳の巡査長が運転する覆面パトカーが対向車線側に進入し、66歳の男性が運転する乗用車と正面衝突する事故を起こした。巡査長は軽傷で済んだが、相手側の方は2人が重軽傷を負った。

沖縄県警・本部署の調べによると、事故が起きたのは27日の午後4時15分ごろだという。裁判所での捜査令状更新を終えて同署に戻ろうとしていた38歳の巡査長が覆面パトカーを運転中、本部町伊野波付近の県道でセンターラインをオーバーして対向車線側にはみ出し、66歳の男性が運転する乗用車と正面衝突した。

この事故で衝突された側のクルマを運転していた男性が右足の骨を折るなどして全治1カ月の重傷を負い、助手席に乗っていた63歳の女性も胸部打撲の軽傷を負った。また、巡査長も頚椎捻挫などの軽傷を負っている。

警察の調べに対し、この巡査長は「ダッシュボードに収納していたガムを取ろうとしたが見つからず、しばらく前方を見ないで走ってしまった」と供述。前方不注意が事故の原因であることを認めた。

警察では業務上過失傷害と道路交通法違反容疑で巡査長の取り調べを継続していくとしているが、事故について警察では「警官は絶対に事故を起こしては仕事。気の緩みがあったとしか思えない。再発防止に努めたい」とコメントしている。

《石田真一》

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