ヤマハ発動機は、6年ぶりにフルモデルチェンジする『FZ6-S“Fazer”』と『FZ6-N“FZ6”』にCFアルミダイキャスト技術を採用する。この技術は同社がコスト、環境、高機能を両立できるアルミ技術として独自に開発したもの。
CFアルミダイキャストは、昨年に欧州の主要モデルの『YZF-R6』のリアアームフレームとリアフレームに採用したが、今回初めてメインフレームに採用した。これによって設計・デザインの自由度が増し、従来の鉄パイプ製フレームと比較して部品点数の削減と約7kgの軽量化を実現した。
軽量化や剛性バランスの向上で、操縦安定性と乗り心地の向上、高いデザイン性による個性的な外観なども実現したという。
同社では今後、CFアルミダイキャスト技術をスポーツバイクだけでなく、大型スクーターにも採用を拡大するほか、船外機などにも拡大する計画。また、海外生産拠点でも採用して魅力ある製品技術とコスト低減の両立を海外工場でも展開すると、している。