アメリカの「キッズ・アンド・カーズ」、「コンシューマー・フェデレーション」という2つの消費者団体が、NHTSA(道路交通安全局)に対し、クルマのパワーウィンドウの安全設計を義務付けるよう求める意見書を提出した。
意見書の内容は、子供が首などをはさまれないよう、すべてのクルマのパワーウィンドウに、障害物にあたると自動的に下がるロールバックなどを設置する様NHTSAが義務付けるべき、というもの。こうした装備は、ヨーロッパで販売されている車では標準装備になりつつあるが、アメリカでは完全には普及していない。
過去10年間にアメリカでパワーウィンドウの事故で死亡した子供は23人となっており、消費者団体では今年後半にもNHTSAが義務付けの決断を下すよう要求している。