割り込みに激怒!! 切りつけた男を逮捕

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4日午前、北海道札幌市の道道で、クルマの割り込みに激怒した52歳の男が、前を走っていたクルマの運転手を持っていた包丁で切りつけて逃走するという事件が起きた。男は事件発生から1時間後に傷害容疑で逮捕されている。

北海道警・(札幌)東署の調べによると、事件が起きたのは4日の午前9時ごろだという。札幌市東区北42条東9丁目の道道で、自分のクルマの前方に別のクルマが割り込んだことに腹を立てた男が信号待ちの際、前車を運転していた33歳の男性に「ふざけるな、出て来い」などと言いがかりをつけた。

2人はその場で口論となったが、後続車のドライバーが隠し持っていた刃渡り13cmの包丁を取り出し、男性の顔などを切りつけ、そのまま逃走した。男性は頬を20cmあまりと左手の指数本を切られ、全治2カ月程度の重傷を負った。

目撃者の話によると、口論が始まってから切りつけるまでにはわずか1〜2分程度の時間しかなく、あっという間の出来事だったという。

目撃者が逃走したクルマのナンバーをとっさにメモしており、警察では近くの運送会社に勤務する52歳の男が容疑に関係していると判断。男の勤務先に急行し、普段どおりの勤務に就いていた男を傷害容疑で逮捕した。

取り調べに対し、この男は「自分の進路を塞がれるように割り込まれて腹が立った」と供述。容疑を大筋で認めているようだ。警察では「容疑者は会社で通常通りの勤務に就いており、挙動などに不審な様子は無かった。交通トラブルが衝動的に起きることが垣間見えた」と、容疑者の態度に驚いているという。

《石田真一》

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