2日深夜、東京都練馬区内の都道(通称:環状7号線)で、飲酒運転のトラックが路上駐車していた別のトラックに衝突し、横転するという事故が起きた。この事故で横転したトラックに同乗していた2人が頭を強く打って死亡している。
警視庁・練馬署の調べによると、事故が起きたのは2日の午後11時10分ごろだという。練馬区羽沢2丁目付近の環状7号線・外回り線で、第2レーンを走行していたトラックが前方にいた別のクルマを避けようとした際、過剰にハンドルを操作し、第1レーンで荷物の積み降ろしのために停車していた別のトラックに激突。直後に横転した。
この事故で横転したトラックに乗っていた3人のうち、同乗していた男性2人が全身を強く打って収容先の病院で死亡。運転していた33歳の男と、追突されたトラックの運転手の2人が軽傷を負った。
横転していたトラックを運転していた男からは酒気帯び相当量(呼気1リットルあたり0.25ミリグラム)のアルコールを検知したため、業務上過失致死傷と道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑で取り調べを進めている。横転したトラックの3人は居酒屋で酒を飲んだ帰りで、全員が飲酒状態だった。
警察での取り調べに対し、男は「前方でUターンしようとしていたタクシーを避けようとしたら、予想外に大きく曲がってしまった」などと供述している。警察では男が飲酒運転のために操作困難になっていたか、速度超過のために運動量が大きくなった可能性もあるとして、男から引き続き事情を聞いていく方針。