警察官も呆然!? 183km/hの赤い疾風

自動車 社会 社会

北海道警は27日、制限100km/hの高速道路を183km/hで走行したとして、42歳の男を道路交通法違反(最高速度違反)の現行犯で逮捕したことを明らかにした。男が運転していたクルマはフェラーリで、取り締まり地点の横を猛スピードで通過したという。

北海道警・高速隊の調べによると、27日の午後0時50分ごろ、白老町白老の道央自動車道下り線・ポロトトンネル付近で高速隊がレーダーを使用した速度違反の取り締まりを行なっていたところ、登別方面から札幌方面に向かって走ってきた赤いクルマが猛スピードで通り過ぎた。

取り締まりを行なっていた高速隊員にはエンジンの轟音と目前を通り過ぎる赤い流れしか確認できなかったが、レーダーは83km/hオーバーを示す183km/hを記録。これを受け、レーダーを操作していた警官は現場近くで待機していたパトカーに追跡を命じた。パトカーは取り締まり現場から約1km先で違反したと思われるフェラーリを捕捉。ドライバーに停止を命じた。

男は道交法違反(最高速度違反)の現行犯で逮捕されたが、警察の取り調べに対しては「仕事のために急いで札幌に行かなくてはならなかった。高速を降りてから渋滞しているだろうから、札幌までを40分程度で走りきろうと思った」などと供述しているという。男が入ったのは伊達インターチェンジ(IC)で、目的地としていた札幌南ICまでは127kmあまりの距離があった。

北海道警では「現場の警察官が呆然として職務を一瞬忘れるほどの悪質なスピード違反。今年記録した中では最高の記録であり、男の余罪についても追及する」とコメントしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース