バイク盗難が減れば、ひったくりもマイナスになる---大阪府警

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大阪府警は24日、今年6月末までに大阪府内で発生したひったくり事件の認知件数が4084件となり、昨年同期比で8.4%減少していたことを明らかにした。ひったくり犯罪に使われる原付バイク盗難の取り締まりを強化したことで発生件数を大幅に減少させており、間接的にひったくりの件数も減少していったらしい。

これは大阪府警の街頭犯罪対策室がまとめたもの。今年1月から6月末までの間に府内で発生したひったくり事件の認知件数は4084件で、その発生件数が4000件を割り込むことは無かったものの、4461件も発生した昨年の同時期と比べた場合には8.4%の減少を記録。ここ数年で初めて発生件数が下落に転じた。

街頭犯罪対策室ではひったり犯罪を減少させるための施策として、今年から原付バイクなどの盗難防止を呼びかけ、また街を走る不審なバイクの摘発に努めてきた。この結果、バイク盗難は昨年同時期より22%も減少し、犯罪に使うための“アシ”が無くなったことで、ひったくりの認知件数がこれに引っ張られる形で減少したのではないかとともみられている。

府警では「今後も不審なライダーには積極的に職務質問を行ない、バイク盗難の摘発と盗難バイクを使ったひったくり犯罪の防止に努めたい」としている。

《石田真一》

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