VW(フォルクスワーゲン)グループの一員となった今でも、アウディはその個性を失わない。むしろ以前よりもデザインの輝きを増したその個性のキーワードは「プレミアム」と「スポーティ」だった。VWグループはアウディはじめいくつかのブランドをもち、VWグループとアウディグループとに大きく2分される。「我々の中では、グループのプレミアムスポーツ・ラインがアウディ。クラシック・ラインがVWであると考えています。そしてランボルギーニやセアトを擁するアウディグループの中でも、アウディがスポーツスピリットやデザイン的中心であることは間違いありません」と語るのは和田智シニアデザイナー。「アウディグループのお互いのデザインスタジオにデザイナーが行き来し、プレゼンテーションをします。そうすることでよりグループ全体と個を高めることができる。特に最近のセアトは魅力的なモデルを多く発表しています。これからが楽しみです」と語る。近年グループ化によって大きく変わったカーメーカーの勢力図。しかし個性を弱めるどころかますます明確なブランド強化を進めるデザインには、よい結果となったようだ。アウディ・グループから目が離せない。
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