5月の四輪車輸出は2カ月ぶりのマイナス

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5月の四輪車輸出は2カ月ぶりのマイナス
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日本自動車工業会が25日発表した5月の自動車輸出実績は、前の年の同じ月にくらべ5.8%減の33万9492台となり、2カ月ぶりのマイナスになった。北米向けの輸出が減少した。

地域別輸出実績は、アジア向けが前年実績より19台少ない3万8098台となり、14カ月ぶりに減少、米国向けは前年同月にくらべ17.2%減の11万3513台となり、2カ月ぶりのマイナスになった。アジア向けが微減となったのは、中国向けが減少したことによるもの。昨年は、日本車への報復関税撤廃を受けて例年よりも水準が高かったため、今年は落ち込んだ。

米国向けの大幅減は、トヨタ自動車や日産自動車、ホンダが、日本から輸出していた車種を、現地生産や他国からの供給に切り替えたことなどが主因。EU(欧州連合)向けは、前年同月にくらべ4.4%増と9ヶ月連続で増加した。ホンダが欧州向け『アコード』を現地製から日本からの供給に切り替えたことや、為替がユーロ高で推移しているためとみられる。

メーカー別実績は、トヨタ自動車、三菱自動車工業、マツダ、ダイハツ工業、スズキの5社がマイナスとなった。日産自動車、ホンダ、富士重工業のほか、いすゞ自動車、日野自動車、日産ディーゼル工業のトラック専業メーカーはいずれもプラスとなった。、三菱ふそうトラックバスは、1月発足のため前年比データがないが、同月は2144台を輸出した。

《編集部》

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