当て逃げで発覚!! 市営バスの運転手は酒気帯び

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北海道警は11日、札幌市交通局で路線バスの運転を担当する54歳の男を道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で書類送検する方針を固めたことを明らかにした。この男は前日の10日朝、勤務中に軽微な追突事故を起こしたが、酒気帯び状態のために運転操作を誤った可能性が濃厚になったからだという。

北海道警・札幌東署の調べによると、事故が起きたのは10日の午前8時5分ごろとみられている。札幌市東区豊畑付近の市道で、信号待ちをしていた軽トラックに札幌市交通局(市営バス)の路線バスが追突した。

バスの運転手は事故に気がつかず、そのまま現場から走り去ったが、軽トラックの運転手はバスをそのまま追走する形で終点まで走り、警察官と一緒に当て逃げの事実を問いただした。

バスの運転手はこの段階でも当て逃げの事実には気づかなかったが、呼気が微妙に酒臭いことに気づいた警察官が呼気検査を実施したところ、呼気1リットルあたり0.2ミリグラムのアルコールを検出。この運転手を酒気帯び運転で検挙した。

運転手は前日の夜に自宅でビール500ml入り1缶と、水割りを5〜6杯飲んでいたという。札幌市交通局の規定では乗務8時間前を超えた飲酒は禁止されているが、この運転手はその規定を破る形で酒を飲み続け、しかも当日は遅刻し、点呼の際に行う運行管理者によるアルコールチェックからも逃れていた。

警察では男を道交法違反容疑で書類送検する方針だが、市交通局の関係者からは同様の行為がこれまでになかったかなどを含めて事情を聞く方針だという。

《石田真一》

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