ホンダは11日、フィリピンでの2輪車生産・販売30周年の記念式典を、子会社のあるマニラで行った、と発表した。1973年の現地生産開始以来、累計生産販売台数は、約68万台にのぼった。
同社は、1973年に現地のマリワサグループとの合弁で2輪生産会社「マリワサ・ホンダ」を設立。1983年12月には、同合弁会社の事業を引き継ぎ、ホンダの子会社として、現在のホンダ・フィリピンズ・インコーポレーテッドを設立した。
同子会社の2002年の生産・販売実績は、前年比30.1%増の8万5000台となり、過去最高を記録、シェアトップとなっている。フィリピンでは、個人ユーザーの増加により2輪市場が大幅に拡大していることから、ホンダでは2003年は15万台の販売を見込んでいる。30周年を記念し、同国内向けに限定車『XRM110』『TMX155』も発売する予定。