軽自動車のカギは開けやすい---車上荒らし犯が実情を暴露

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福岡県警は3日、バイクの燃料代や遊ぶカネ欲しさに自動車窃盗や車上荒らしを繰り返していた元暴走族メンバーの25歳の男を2日までに窃盗容疑で逮捕していたことを明らかにした。共犯のメンバー5人(少年3人含む)も同容疑ですでに逮捕されている。

福岡県警・宗像署の調べによると、この6人は2001年4月から2002年10月までの間、バイクの燃料代や遊興費を窃盗で稼ぐことを思いつき、軽自動車のみを狙った車上荒らしを繰り返していた疑いが持たれている。

当初はカーステレオやカーナビのみを盗んでいたが、それでは効率が悪いとクルマごと盗み始めるなど、徐々に形態がエスカレートしていったという。被害件数は約300件で、被害総額は2000万円を超えているものと思われる。

軽自動車のみをターゲットにしていたことについて、逮捕された男は「普通車よりもカギの構造が単純で開けやすかった」などと供述しているという。警察では6人を厳しく追及し、同署管内で被害届けの出ている事件から裏付けを進めていくとしている。

《石田真一》

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