事故を起こしたことがショックで逃走---どこをどう逃げたかも覚えていません

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1日午後、栃木県益子町内の国道123号線で、センターラインを逸脱した乗用車が対向車線を走kuチていたオートバイと衝突するという事故が起きた。この事故でバイクを運転していた28歳の男性が死亡したが、乗用車を運転していた男がクルマを放置して逃走し、一時は山狩りまで行われるという事態にも発展した。男は約3時間後に逮捕されている。

栃木県警・真岡署の調べによると、事故が起きたのは1日の午後4時55分ごろだという。益子町芦沼付近の国道123号線で、センターラインをオーバーした乗用車が、対向車線を走っていたバイクと正面衝突するという事故を起こした。この事故でバイクを運転していた28歳の男性が転倒した際に頭を強く打って死亡した。

乗用車を運転していた若い男はクルマを事故現場に放置したまま、現場から走って逃走した、死亡した男性のツーリング仲間が「ドライバーが山に逃げ込んだ」と警察に通報。真岡署は20人の捜査員を投入して山狩りを行うとともに、周辺での不審人物の捜索も開始した。

事故を起こしたクルマは栃木県内に住む29歳の男が所有しており、盗難届けなども出ていないことから事故当時もこの男が運転していたと判断。免許証の申請書類から得た写真を捜査員に配り、周辺捜索をさらに強化した。この結果、事故から3時間後の午後8時すぎ、現場から3kmほど離れた真岡鉄道の無人駅ベンチでうなだれる男を発見。業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕した。

警察の調べに対し、この男は「気が動転して逃げてしまった。どういう経路で駅に着いたのかも覚えていない」と供述しているという。警察では引き続き事故発生の経緯などを追及していく方針。

《石田真一》

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