交通事故死者ゼロ達成30周年が目前でストップ

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岐阜県警は19日、1973年9月以来、交通事故による死亡者ゼロが続いていた岐阜県高根村で死亡事故が発生し、記録が1万0839日目でストップしたことを明らかにした。警察庁などで正式な統計を取っていないため、他の自治体と比較した場合の死亡者ゼロ記録がどれほどのものかは不明だが、県警では「非常に残念」とコメントしている。

問題の事故は18日の午前11時30分ごろ、高根村内の国道361号線で発生した。65歳の会社員が運転するトラックが、カーブを曲がりきれずに対向車線側へ逸脱してきた75歳の男性が運転するバイクと正面衝突。バイクの男性は転倒した際に胸を強打し、これが原因で死亡した。トラックを運転していた男は業務上過失致死容疑で調べを受けている。

この事件発生にショックを受けたのが岐阜県警の交通部。高根村は1973年9月以来、29年間も交通事故死亡者ゼロを貫き通してきた稀有な自治体。30周年を迎える今年9月には大規模な式典も計画していた。ところが今回の事故で記録は1万0839日目でストップ。

警察庁では「死亡事故ゼロ」を記録した自治体と、その期間についての統計をもっておらず、高根村の記録を全国の自治体と比較することはできない。しかし、岐阜県内では文句なしにトップを独走。そうした意味でも期待されていた。

県警では「事故を防ぎ、新たな記録にチャレンジしていきたい」としているが、無念さは隠せないようだ。
《石田真一》

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