『第18回自動車安全技術国際会議(ESV会議)』が19日、名古屋国際会議場で開幕した。会議には米運輸省や日本の国土交通省ら、自動車安全対策を担当する日米欧の政府高官のほか、自動車メーカー担当者や研究者らが顔をそろえた。会議は4日間を予定。
初日は、主要国が自国の交通安全対策プランなどを紹介した。プレゼンテーションによると、日米欧とも2010年をひとつのメドとして事故死傷者の削減計画を立てているようだ。
また欧州の担当者は、今後の計画達成の有力ツールとして『ISA』(インテリジェント・スピード・アダプテイション)などと呼ばれるハイテクデバイスをあげた。これは道路などに規制速度発信装置を埋め込み、車両側はこの速度情報をもとに速度をコントロールするもの。担当者は装着の有力候補として商用車をあげた。
またフランスの担当者は「政府公用車に(このような速度抑制装置を)率先して取り付けることを検討中」と述べた。