今冬の発売とその概要が初めて公式の場で明らかにされた『グランツーリスモ4』(以下GT4)だが、クルマの挙動やコースはよりリアルに再現されるものの、基本的なゲーム構成は従来からの流れを継承するようだ。ゲームモードは3種類が搭載されるようだ。このうち2つはオフラインで楽しむことが出来る「アーケードモード」と「シミュレーションモード」で、これは従来からの流れを継承したもの。残るひとつはGT4から採用される「オンラインモード」となる。6人と対戦可能という説明から判断するに、ベースとなるのはオフラインのアーケードモードになることは間違いないだろう。オフラインのアーケードモードはコンピューターが操作するライバル車との争いになる。ただし、GT4からはAI(人工知能)を強化。より人間らしい挙動を取るようにプログラムがバージョンアップされている。コースもGT4からは実在するサーキットを積極的に採用するとしている。これはシミュレーションエンジンを改良したことで実物のクルマにより近い挙動ができるようになったことで、本物のコースで記録される現実的なタイムで走行できるようになったことが大きい。一部技術は非売品の『グランツーリスモ・ルポカップ・トレーニングバージョン』に採用されており、その精度の高さはすでに実証済だ。シミュレーションモードはライセンスを取得後、レースにチャレンジして得た賞金でさらにクルマを購入して…という流れは継承される。登場車種は500台を超えるということのみアナウンスされている。最新車種はもちろん、今は入手不可能な古いクルマまでを登場させることになるようだ。ポリフォニー・デジタルの山内一典プレジデントは以前から「GTでクルマの歴史を洗い直し、クルマとはこうやって進化してきたんだということをわかるようにしたい」と語っていたが、GT4ではそれが具現化されるかもしれない。
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