【Windows Automotiveとは何か】テレマティクスを前提としたOSへと華麗に進化

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『Windows Automotive4.2』と、前バージョンである『Windows CE for Automotive3.5』との最大の違いは、次世代カーナビでは必須となるであろうテレマティクスにOSレベルで対応したことにある。

Windows CE for Automotiveでは通信機能がOSのカーネルに含まれていなかった。つまりOSの基本機能と通信機能は一体化されておらず、OS上で動かす一アプリケーションとしての位置付けだった。

このためカーナビに通信機能を持たせ、テレマティクスを実現する場合にはメーカーが自身の手でOS上で動作する通信系のアプリケーションを開発しなくてはならなかった。もちろん、そのアプリケーションが確実に動作するか否かは様々なテストを行わなくてはならず、それが開発期間を延ばす要因になっていた。

Windows Automotive4.2ではカーネル部分に通信機能(各種モデムを動かすためのドライバー)を最初から内包している。このため規格にあった機器であれば特殊なアプリケーションなしに動作させることが出来るのが特徴だ。

携帯電話(モジュール)による接続だけではなく、ブルートゥース(Bluetooth)や無線LAN(IEEE802.11)にも対応している。OSの機能として一体化されているため、カーナビ開発メーカーとしては通信用アプリケーションの開発に労力を向ける必要もない。そして確実な動作を保証するという意味でも大きなアドバンテージになる。
《石田真一》

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