ホンダは25日の取締役会で伊東孝紳取締役(49)が常務に昇格して、本田技術研究所の社長に就任する人事を内定した。6月24日の株主総会後の取締役会で正式に決める。本田技術研究所はホンダ(本田技研工業)の開発部門子会社。
ホンダの次期社長に内定した福井威夫専務が本田技術研究所の社長を務めており、その後任人事となる。伊東氏は、ホンダのモータースポーツ担当になりF1などの指揮にも当たる。
伊東氏は1978年にホンダに入社、米国の研究開発子会社副社長などを経て、2000年6月に46歳でホンダの取締役になっていた。将来の有力な社長候補のひとりに挙げられている。