センターは日本自動車研究所(JARI、茨城県つくば市)内に建設された。2階建て、延床面積4667平方メートルの棟内には、外気をマイナス30度−プラス40度まで変えられるシャシーダイナモや、吸入空気の純度を極限まで高め、超低濃度排出ガスディーゼルエンジンの評価試験ができる設備などが据え付けられている。とくに大型トラック用の試験設備は、JARI内にも古い設備が1基しかなかった。自動車メーカー各社は、センターの設備を使ってディーゼルエンジンの開発を加速できることになる。