酔った勢いで? 交番からクルマを強奪! ---2度捕まり、罰金も2倍に

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岩手県警は15日、酒気帯び運転を行ったとして47歳の男を1日に2度も検挙していたことを明らかにした。しかも1度目の逮捕時に警察が預かったクルマを奪還したことで、2度目の逮捕を受けるという、過去にあまり例を見ないというものだった。

岩手県警・宮古署の調べによると、飲酒運転で1日に2度も逮捕されたのは岩泉町に住む47歳の男。14日の朝、田老町内の国道45号線をフラフラとした挙動で走っている乗用車を宮古署員が発見。このクルマを運転していた男を最寄りの交番に連行し、呼気検査を実施した。この検査で呼気1リットル中0.45ミリグラムのアルコールを検出。これを受けて宮古署は道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で男を検挙し、署内に連行した上で取り調べを進めた。

男は取り調べの後、「会社に向かう」と言って署員にタクシーを呼ばせ、午後1時過ぎに宮古署を後にした。ところが男はタクシーを会社には向かわせず、最初に事情聴取を受け、自分のクルマが保管されている交番に向かうように指示した。男は交番の横に止めてあった自分のクルマに乗り込んでそのまま逃走した。

交番に居合わせた警察官は宮古署に対して「クルマに乗って帰ることを認めたのか?」と確認を取ったが、クルマを持ち去るという事態は「寝耳に水」の出来事。男の取り調べを行った担当者の「確かまだ酒臭かった」という証言を元に、宮古署は緊急の検問を実施して男の乗ったクルマを捜すことになった。

午後2時30分ごろ、宮古市田鎖の県道に設置された検問で男のクルマを発見。署員がパトカーなどで進路を封鎖し、数人がかりで男を取り押さえた。そして再度の呼気検査を実施した結果、この時点でも呼気1リットルあたり0.35ミリグラムのアルコールを検出したため、2度目の道交法違反(酒気帯び運転)が適用となり、再犯の恐れがあるとして現行犯逮捕された。

男のアルコールが完全に抜けたのは15日未明になってからで、クルマを交番から強奪したことについての記憶はほとんど無くなっていたという。署員から2度の逮捕を告げられ、罰金も2倍になると聞いて男はかなりのショックを受けていたという。
《石田真一》

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