開幕戦で新システムHANSが原因と見られるクラッシュを起こし、マレーシアではその装着を拒否したフェラーリのルーベンス・バリケロ。しかしFIAからHANS装着が義務であることが強調されたため、バルセロナで積極的にテストを行った結果、ブラジルGPでの使用は問題ないようだ。
「もし僕の抱えている問題を説明していいなら、事実はこうだ。HANSを使用するとシートベルトをきちんと装着することができなかったんだよ。だからコクピット内で動いてしまって、背中に問題が発生しちゃったんだ。セパンの土曜はとくにひどかったよ」
「まだ背中の痛みが残っているけど、だいぶよくなったからブラジルでは完璧にフィットできると思うよ。バルセロナではいつものセーフティーハーネスのところにツインベルトシステムを使い、HANSを確保するためにさらにショルダーストラップを加えてみたんだ。これで全てが安全にフィットしているし、うまくいっているようだ。次のレースでの使用にも自信を持っているよ」とバリケロは語っている。