気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年3月18日付
●日産、塙会長退任へ、ゴーン社長、小枝副社長、新設の共同会長兼務(読売・10面)
●中国の車市場「4、5年で日本抜く」GMスミス会長予測(読売・10面)
●中国で年3万台、BMW生産計画(朝日・13面)
●トヨタ社内ベンチャー、ラジオの音楽情報を簡単に記録(朝日・13面)
●コラム・ひとトヨタ自動車ラグビー部の新監督に就任した朽木英次さん「ラグビーにすべてかけ燃え尽きなければ」(毎日・2面)
●イラク開戦懸念「ガソリンもじわり上昇」(毎日・11面)
●ホンダ、韓国で四輪車販売へ(産経・11面)
●新日鉄など自動車鋼板を日欧共同で量産(日経・11面)
●三菱自動車、米工場、生産25%増強(日経・11面)
●スミス・GM会長、スズキ取締役を年内退任(日経・13面)
ひとくちコメント
「日本の自動車市場は、今後4、5年で世界2位の地位を中国に譲り、いずれは米国も中国に抜かれる可能性がある」---こんなショッキングな予測をしているのが米GMのジョン・スミス会長。17日の日本記者クラブの講演で、中国市場についての需要見通しについて語ったもの。きょうの読売などが取り上げている。
スミス会長によると、中国の2002年の自動車販売は前年比40%伸び、340万台を突破、現在の経済成長が持続すれば日本市場(579万台)を4、5年で上回るという。しかも、25年で世界最大の米国市場まで抜くという見方を示した。中国が有望市場であることは間違いないが、スタンド、ディーラー網の整備、環境対策など取り組まなければならない課題も山積しているが……。