高濃度アルコール燃料を規制…販売者には罰則

エコカー 燃費

高濃度アルコール燃料を規制するための改正法案が国会に提出された。ガソリンの規格項目に、アルコール許容値を追加したもの。同法案が国会を通過すれば、省令で定める規制値を超えてアルコールが混合された燃料は違法とみなされ、販売者は罰則が与えられることになる。

ガソリンなど燃料の品質は「揮発油等の品質の確保等に関する法律」(品確法)で定められている。しかし、現行法の対象とする「燃料」は炭化水素分を50%以上含むものとしており、アルコール分が50%以上の高濃度アルコール燃料は規制対象外だった。このため、改正法案では、燃料の定義を拡大し、高濃度アルコール燃料を規制できるようにした。アルコール許容値の具体的な数値は今後決定する。

高濃度アルコール燃料の販売をめぐっては、これまでに、様々なトラブルが起きている。関連法の改正により、違法燃料の販売者は6カ月以下の懲役か50万円以下の罰金が科せられることになり、高濃度アルコール燃料の流通に一定の歯止めがかかりそうだ。

《編集部》

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