気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール
2003年2月17日付
●ロンドン中心部 通行料5ポンド、乗り入れ規制開始(読売・1-2面)
●すまいる育児、上手に選ぼうチャイルドシート(読売・18面)
●特集「治安再生」パトカー体当たり、暴走止めた、少年犯罪「悪いことは悪い」(読売・39面)
●“賃下げ”提案揺れる春闘(毎日・3面)
●知って得する暮らし百科、交通事故に遭遇したら(毎日・11面)
●ニュースウオッチ 「サービス残業」初逮捕は警鐘になるか、問題となった主な事例トヨタなど(産経・11面)
●インドネシア国営企業、125cc小型自動車開発(日経・11面)
●仏「国立鉱山学校」卒、日産・ゴーン社長など優れた指導者続出(日経・16面)
ひとくちコメント
きょうの日経を除く各紙の1面を飾るカラー写真が興味深い。時節柄、イラク攻撃関連のスナップを掲載しているのが朝日と東京、そして毎日。ただし、朝日はロサンゼルスの太平洋沿岸で開かれた「平和集会」での"Peace,Now"という人文字。
東京もニューヨークの国連本部近くで行なわれた反戦デモでブッシュ大統領の人形を掲げて行進する参加者たちの姿。一方、毎日はイラクの隣国トルコ南東部の国境に潜入した特派員の報告で、警戒のため配備されたトルコ軍の戦車の写真を取り上げている。
同じ戦争でも産経は"受験戦争"。東京・湯島天神にはこの時期になると受験生の「お礼参り」が増えているそうで、「雪の白梅」とのアングル。
そんな戦争とは無関係なのが読売。ロンドン中心部を走る2階建バスの写真。実はロンドン市内では、17日から中心部に入る車両に1日5ポンド(約1000円)を課すロードプライシング制度を開始したからだ。東京都も導入を検討しており、日本でも "対岸の火"とはいかないようだ。