カーテレマティクスを導入したい人は約7割---Webのアンケートで明らかに

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NTT-Xと三菱総合研究所は6日、両社が共同で運営するインターネットアンケート・サービス、gooリサーチを用いて行った「自動車のIT化に関する調査」の結果を明らかにした。カーテレマティクスの利用状況について1万2529名から有効回答を得た。

これは自家用車を所有しているモニターを対象に、今年1月20日から24日の間、Web上で実施したもの。カーテレマティクスの利用意向や利用状況について調査を行っている。

カーテレマティクスを「利用したい」と回答したモニターは、全体の67.3%に達しており、テレマティクスを肯定的に受け止めていることは判明したが、そのうちの9割が「利用開始の時期は不明」と答えている。具体的な導入時期を明示した回答者は「半年以内」が0.2%、「1年以内」が1.9%、「2年以内」と「3年以内」がそれぞれ2.2%ずつと、いずれも低水準。

有効回答を得た1万2529人中、自分のクルマに「カーテレマティクスが装備されている」と回答したのは39人。内訳はホンダ『インターナビ・プレミアムクラブ』が13人、トヨタ『G-BOOK』が11人、同『モネ』は3人、日産『カーウイングス』が3人、その他8人となっている。

これらユーザーにカーテレマティクスの導入理由を尋ねたところ、最も多かったのは「購入したクルマについていた」の51.3%で、常時利用している機能もカーナビが最も多く、積極利用が導入の目的ではないということもわかった。カーテレマティクス特有の情報サービスや、車内でのEメール利用を「よく使う」と回答したユーザーは2割程度だった。しかし、導入に前向きなユーザーに「自動車内から携帯電話などでメールを利用したことがあるか」という質問したところ、62.2%は「ある」と答えており、潜在的なユーザーは多いとみる。

また、導入ユーザーにテレマティクス・サービスの満足度について質問したところ、接続スピードについて不満を持っているユーザーは75%(かなり不満44.4%、やや不満30.6%)と過半数を大幅に超えており、コンテンツについても62.9%が現状のものでは満足していないという結果も明らかになった。

《レスポンス編集部》

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