【新聞ウォッチ】トヨタに“死角”なし、経常益1兆5000億円突破へ

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日読売毎日産経東京日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年2月6日付

●トヨタ止まらぬ快進撃4-12月期 はや1兆円超(読売・1、8面)

●コラム顔・逆風化の今春闘でベアを要求する日産老連会長西原浩一郎さん(読売・2面)

●ホンダ、自転車レースに参戦(朝日・11面)

●本四架橋値下げ紛糾、奥田・日本経団連会長「四国の魅力向上を」(朝日・13面)

●日本GM新型「サーブ」スポーツセダンを発売(東京・6面)

●都内-成田最大5000円お得の格安タクシー(産経・11面)

●米大企業再生GM生産性急速アップ(日経・9面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が5日発表した2002年10-12月期決算でも大幅な増収増益となったが、きょうの6紙のなかで読売、毎日、東京、日経が1面準トップ扱い。しかも経済面などには解説記事を掲載するという異例の報道ぶりである。

気になるのは2003年3月末時点での通期の見通しだが、東京などは「経常益1兆5000億円突破へ」と、早くも景気のいい見出しを付けおり、最高益更新は確実とみられる。空前の好決算を背景に2兆円を超える余剰資金を抱えるトヨタの台所事情を分析した記事も目立つ。

日経は、その資金力を当て込み“支援”を迫る動きが活発だと報じている。UFJなどの銀行支援が取り沙汰される中で「ウチは自動車メーカーだ。駆け込み寺じゃない」と、トヨタ役員が言い放ったというセリフも取り上げている。

いずれにせよ、「止まらぬ快進撃」(読売)、「稼ぎぶりが際立つ」(毎日)など、絶好調ぶりを紹介する記事ばかりで、トヨタの盲点をついた鋭い見方の記事は見当たらなかった。

《福田俊之》

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