ガーデニング、マウンテンバイク、観劇……、さまざまな生活シーンに対応するためには、それぞれに合ったクルマ複数台を所有するか、何かを妥協するかのどちらかだった。フォード『フリースタイルFX』は1台で「すべてのことをあらゆる人に」「中途半端な言い訳はしない」をテーマに開発されたコンセプトカーだ。
フォードの北米製品開発担当副社長であるクリス・セオドアは「SUV的な熱い外見、すばらしい運動性能とセダンの静粛性や洗練性、ミニバンの収納力と柔軟性、4WDの安全性などを合わせ持っている。これによ、人々が持つクロスオーバー車の理想像は、大きく変わるだろう」と、述べている。
実際このコンセプトカーは、2004年にデビューする『フリースタイル』の予告コンセプトなのだ。可変ボディの多目的車コンセプトは数年前から数多く見られるが、フリースタイルFXのどこまでが市場で実現するか、また市場の反応はどんなものか、楽しみだ。