日産の新型ピックアップ『タイタン』は全長が長いだけのモンスターではない。全高は188cm、四輪駆動仕様で193cm、全幅はほぼ2mに達し、キングキャブ仕様の荷台は全長195cmだ。従来フォード、シボレー、ダッジといったアメリカのピックアップメーカーが対応してきたフルサイズ市場へ、日本メーカーがステップアップしたのだ。
もちろんアメリカのメーカーはこうした動きには気が付いている。いや、無視できないといったほうが正確だろう。2003年になって、日本メーカーはピックアップだけでなく、ミニバンやSUVでもゴジラサイズの新型車を市場に送り込んできた。いままでビッグ3が牛耳ってきた市場なのだ。
デトロイトの新聞には日本メーカーの動向について書かれた記事があふれている。しかしプレスの反応は悪いものではない。日本メーカーからの大きな競合車を公平に評価し、そして優秀であると評価している。アメリカのメーカーの態度も同様だ。健全な競争は商品を向上させ、経済を活性化させるとしている。
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