【新聞ウォッチ】2003年元旦の紙面を飾るニュースとは……

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【新聞ウォッチ】2003年元旦の紙面を飾るニュースとは……
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日読売毎日産経東京日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年12月27日付

●日本自動車工業会発表、11月輸出実績20.4%増、年間でも2年ぶり増加へ(読売・8面)

●カーナビの普及加速、初の年間200万台突破(読売・8面)

●銀座騒然、トラックから密航者? 容疑53人逮捕(朝日・31面)

●高速道路建設、予算重点配分に6基準、長野などの工事見送り(毎日・1面)

●2002年米国自動車耐久調査でトヨタの「レクサス」8年連続1位、5位までに日本車独占(毎日・8面)

●トヨタ、トーメンを豊田通商と統合検討、きょうにも再建計画発表、社長は辞任へ(毎日・9面)

●政府・与党方針、第二東名6車線の計画を「4車線に縮小」決定(東京・3面)

●住友ゴム、オーツタイヤを吸収、来年7月、業界2位に(東京・6面)

●日本橋三越の330万円の福袋に、日産「エルグランド」の乗用車入りセットも登場(東京・22面)

●トヨタ自動車・張富士夫社長に聞く「海外投資の果実」不況下でも高収益(産経・10面)

●トヨタ、「WiLL」開発部門を廃止(産経・10面)

●トヨタ、環境情報を一元管理、全世界の主要製造拠点対象に(日経・9面)

●日本自動車工業会、中国の輸入車枠不透明で、経産相らに(日経・11面)

ひとくちコメント

今年最後の新聞ウオッチ。越年するのかと思われていたトヨタグループによるトーメン支援も、毎日などによると、きょうにも再建計画が決まるという。豊田通商と経営統合し、トヨタから副社長クラスを役員に送り込むことも検討されているそうだ。

「うちは、掌握する部門によっては副社長と専務クラスがダブっている。責任体制もあいまいになることがある」(トヨタ幹部)という声もあり、支援会社への人材の流出にも大きな支障はないとみられている。懸案のUFJなどの支援計画は今のところ公式発表はされていないが、2003年元旦の紙面はトヨタグループを軸に合併や経営統合の話題が飛び交う公算が極めて濃厚だ。

もっとも、元旦の紙面は、「日野-いすゞ-日産ディーゼル大合併」などといった信憑性を疑うようなご祝儀的な“お化け記事”も多いので要注意。新聞を読まない人には、元日夜にNHK総合で放送予定のトヨタの奥田碩会長と建築家の安藤忠雄氏との異色の“新春放談”がおすすめである。日本を再構築するための新年のキーワードが興味深い。

《福田俊之》

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